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Visualization for C++ 6.2リリース - ActiveX登録、パターンマッチング、ポインタイベント圧縮、Xft

セールスエンジニアの柄澤(からさわ)です。ローグウェーブのC++用大規模可視化用ライブラリ Viewsと、モデリングフレームワークServerの最新版がリリースされましたのでお知らせします。

Visualization for C++Viewsとそのアドオン、そしてモデリングフレームワークServerで構成され、ハイパフォーマンスでインタラクティブ、先進的なグラフィックコンポーネントの広範なセットを提供します。これを使えばビジネスや科学技術計算、データサイエンスなど様々な分野においてグラフィカルユーザーインターフェースを構築することが可能です。大規模データを軽快にリアルタイムに描画する性能と、インタラクションの高いカスタマイズ性を備えた可視化ツールを使ってすばやく容易にユーザーインターフェースを開発しカスタマイズすることができます。

バージョン6.2の新しい機能

ActiveXの事前登録

Rogue Wave ViewsをWindowsにインストールする際、ActiveXを登録するようになりました。このためインストールを管理者権限で行うことが必須になります。登録についての注意書きがViewsのドキュメントに記載されています。

パターンマッチング

文字列や任意のパターンによる単純なマッチを実行するメソッド IlString::matches() が追加されました。以下は使用例です。

  IlString string("myfilename");
  IlBoolean match1 = string.matches("my*name");
  // match1はIlTrue: アステリスクが「file」にマッチ
  IlBoolean match2 = string.matches("??filename*");
  // match2はIlTrue: 2つの疑問符が最初の2文字にマッチし、
  // 最後のアスタリスクはどの文字にもマッチしない
  IlBoolean match3 = string.matches("my*x");
  // match3はIlFalse: パターンの最後にある「x」のためマッチ失敗

ポインタイベントの圧縮

IlvAbstractView に 4 つの新しいメソッドが追加されました。setCompressPointerMoved()などをご覧ください。これを使うことによりUnixプラットフォームでポインタの動作イベントにフィルターを適用できるようになり、パフォーマンスを向上させることができます。なお、このメカニズムはWindowsプラットフォームでは利用できません。

Xftフォント

前回6.1のリリースで、X WindowでXft(X FreeType)が利用可能になりましたが、今回から IlvFontSelectorからの利用も可能になりました。

Serverの安全性と安定性向上

Serverを使ったアプリケーションが侵入に対してより堅牢になりました。また、クライアントの接続が失敗するバグや、サーバ側のアプリケーションがエラーを返すバグを修正しました。

プラットフォームの更新

Windows Server 2012がサポート対象に追加されました。最新の サポート対象プラットフォームをご覧ください。

その他の更新

StudioやGantt、Serverのバグが修正されました。詳細は ServerのリリースノートおよびViewsのリリースノートをご覧ください。

マニュアルやリリースノートなどのドキュメントはこちらからご利用いただけます。また、前回6.1のリリース情報は以下の通りです。

blog.roguewave.jp

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セールスエンジニア 柄澤(からさわ)