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ローグウェーブソフトウェアのブログ

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GENIVI Alliance – Steve Crumbへのインタビュー (part 2) - CodeBuzzから

記事紹介 Klocwork OpenLogic

日本でも注目を集めてきているIVI (In-Vehicle Infotainment: 車載インフォテインメント)についての非営利団体「GENIVI Alliance」に関して、ローグウェーブのブログ CodeBuzzに掲載されたGENIVI理事Steve Crumb氏へのインタビュー記事の後編を紹介します。

前編はこちら blog.roguewave.jp

GENIVI Alliance – Steve Crumbへのインタビュー (part 2)

blog.klocwork.com

オープンソースソフトウェア(OSS)とセキュリティについてお聞かせください。どうすれば十分に対応できるでしょうか?

高度に接続された自動車(コネクテッドカー)のセキュリティは困難な課題ですが、圧倒されることはありません。実際私は自動車業界の人達と会話しましたが、彼らがあまり懸念していないということに驚かされてきました。自動車のメーカーやサプライヤーは、セキュリティに対して階層的なアプローチをとることの必要性を理解しており、実に堅牢な解決策を提供してきました。

とはいえ自動車業界は、他の多くの業界と同様にこの問題を特別なものと考えています。現実には金融や防衛などの他分野ではセキュリティに関する膨大なソフトウェアを開発してきました。オープンソースモデルのすばらしいところは、隣接した業界で開発されたソフトウェアがすぐに自動車業界に適用できるということです。GENIVIはこの考えに基いてRemote Vehicle Interaction (RVI) テクノロジーやSoftware Over the Air (無線通信経由ソフトウエア、SOTA) ソリューションを開発してきました。この2つの技術は高度にセキュアで、メーカーが運転手やサービスセンターを煩わせることなくすぐに脆弱性に対するパッチを適用することができるようにするためのものです。

もし私たちがIVIソフトウェアに対してオープンソースを適用しない場合、どのような影響が生じるでしょうか?

市場にはいくつかのすぐれた商用のソリューションが存在し、それらの多くは単一の会社とおそらく少数のサプライヤーによる製品であり続けています。単一の供給源によるソリューションはイノベーションを妨げ、コストを増大させるとGENIVIは考えています。自動車に使用されるソフトウェアの量は急速に増大しているからです。GENIVIはまた単一の供給源による商用のソフトウェアはセキュアでない可能性があり、IVIの高度に接続された世界においてはそれは問題となります。イノベーション、再利用と開発コミュニティによるコストの抑制、セキュリティは、OSSを受け入れている他の業界で観測されているように、全てオープンソースアプローチの成果として証明されています。

今年の大きな潮流や変化はどのようなものでしょうか?

高度に接続された車や、センサーを通して得られる大量の有意義なデータ、スマートフォンのみならずスマートホームやスマートシティ、スマートビークルなどをシームレスにつなげるピアツーピアネットワークなど、GENIVIは業界の多くのトレンドを想定しています。Platform for Innovationプロジェクトで私たちのRVI技術を、自動車と家庭をつなげるために利用する実証実験(POC)に適用し、今月パリで行われるメンバーミーティングでデモが行われることになっています。GENIVIはまたスマートシティ、スマートインフラストラクチャへの接続や、都市を通行する車から得られる駐車場や交通渋滞などの情報を安全に集めて利用することなどの機会を想定しています。可能性は無限に広がっており、それゆえにGENIVIは領域を車内の機能からIVIによってコネクテッドビークルへと積極的に拡大してきたのです。

他に付け加えたいことはありますか?

読者の中にはGENIVIに対してまだ多くの誤解があるのではないでしょうか。まず、GENIVIの成果はIVIソフトウェアに関心のある全てのステークホルダーに対して開かれています。2つ目に、私たちは目下開発中の強力で高度に接続されたプラットフォームによって、イノベーションに関わるコミュニティの一員になりたいと切望しています。最後に、GENIVIはスタートアップや小規模なソフトウェアサプライヤーに対するメンバーシップオプションを提供しており、GENIVIに参加することはシンプルでコストのかからない選択肢となるのです。ご質問やご意見は scrumb@genivi.org へメールでお寄せください。

Amanda Boughey

編集後記

いかがだったでしょうか?コミュニティの力で開発が急速に進み、隣接領域の成果を比較的容易に取り込むことができる、といったオープンソース開発モデルの強みに対する信頼や自信にあふれたインタビューでした。

記事中で触れられているパリでのミーティングの情報は以下のwikiにまとめられています。 14th GENIVI AMM - Wiki Front Page - Confluence また、以下のポッドキャストでミーティングについてSteve Crumbへのインタビューを聞くことができます。 www.gpsbusinessnews.com

セキュリティやオープンソースに関するローグウェーブの製品

www.roguewave.jp

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ローグウェーブ セールスエンジニア 柄澤(からさわ)