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TotalView 8.14リリース

TotalViewの8.14がリリースされました。

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主な変更点は以下のとおりです。

CUDA 6.0 のサポート

CUDA のバージョン6.0 をサポートしました。 これにより CUDA の新機能である Unified Memory (統一メモリ) を使ったアプリケーションをデバッグすることが可能になりました。TotalView は CUDA 5.0 と CUDA 5.5 を引き続きサポートします。CUDA 5.5 から限定的に Dynamic Parallelism (動的並列処理) をサポートしています。

パフォーマンスと使いやすさの向上

フォーマンスが大幅に向上しました。また、シンボルの処理が遅延していたり、ある種のブレークポイントを作成する時に長時間レスポンスがない場合のキャンセル機能を強化しました。

Type Transformation 機能に新しいSTLコンテナを追加

TotalView の Type Transformation 機能unordered_map, unordered_set, unordered_multimap および unordered_multiset といった STLのコレクションクラスを追加しました(GCCコンパイラのみ)。このデータ構造は名前/値のペアとして読みやすく変換されますので、開発中のアプリケーションで使われているデータがより直感的に理解しやすくなります。

FlexLMのバージョン更新

FlexLM のソフトウェアが最新の v11.12.1 に更新されました。これにより、多くの環境で起こっていた Flexera のINCREMENT バグを回避する必要がなくなります。Linux-IA64, Linux Power, AIX (RS6000) といった環境では引き続きFlexNet の v11.11.1 が使われます。これらの環境では v11.12.1 が使用できなかったり、より深刻なバグが存在するからです。これらのプラットフォームに対しては、TotalView 8.13 に対して使われた回避策を引き続き適用してください。

なお、このバグは ‘異なる有効期限を持つ複数のライセンス情報がライセンスファイルに書かれている場合にライセンスを取得できない場合がある’ というものです。回避方法などの詳細はリリースノートをご覧ください。

ReplayEngineのセッション情報の保存と読み込み

ReplayEngine を使ってリバースデバッグする際にセッション情報を記録しますが、そのデータをディスクに保存して後から利用できるようになりました。保存した時に利用可能な情報は読み込んだ際にも全て使うことができます。 User Guide の ”Reverse Debugging with ReplayEngine" の章にある “Saving the Execution History” をご覧ください。この機能はアーリーアクセスであり、TotalView上でコマンドライン(CLI) を通して使うことができます。

新しいプラットフォーム
新しいコンパイラ
  • PGI Compiler version 14.4, Cray CCE 8.3.1
  • Intel Composer XE for Linux 2013 SP1 Update 2 (14.0.2)
  • GNU GCC 4.8.2
新しい並列システム
  • Argonne MPICH 3.1