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ローグウェーブソフトウェアのブログ

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TotalView 2016.07 リリース / ARMv8 64アーリーアクセス

CodeDynamics TotalView リリース 製品とサービス

並列デバッガのTotalViewCodeDynamicsの最新版がリリースされました。TotalViewはバグの根本原因を見つけたり実行時のプログラムの内部情報を可視化するためのパワフルなツールで、C/C++/Fortran開発者向けに多彩なGUI/CLI/バッチデバッグ環境を提供します。更新情報はそれぞれの製品のWhat's Newをご覧ください。

TotalViewの関連ドキュメント

製品ドキュメント(英語) | リリースノート | サポート環境表(pdf) | ​ChangeLog (変更履歴) | 製品ドキュメント(日本語)

CodeDynamicsの関連ドキュメント

製品ドキュメント(英語) | リリースノート | サポート環境表(PDF)

リリース内容

今回のリリースの最大の目玉は、Linux ARMv8 64bitへのアーリーアクセスサポートでしょう。TotalViewのプロダクトマネージャーであるMartin BakalがSC16の紹介記事で書いているように、HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)の世界でもARMが使われるようになってきました。ARMのさまざまな有用性については前回 Andrew PomponioのRaspberry Pi記事でもご紹介しました。

blog.klocwork.com

blog.roguewave.jp

まだいくつか機能制限や不具合はありますが、新GUIやメモリデバッグなど先進的な機能も利用できます。今後も引き続き正式対応に向けて作業を続けていきますので、どうぞフィードバックをお寄せください。

TotalViewの新UIおよびCodeDynamicsも引き続き進化を続け、ついにFortranmacOSのサポートを開始しました。

また、HPC UIのrootウィンドウのプロセスツリーに色付けされたアイコンが追加され、ブレークポイントで止まっているなら赤、停止なら青、Runningなら緑のように表示されるため、膨大なプロセスから必要な情報を探すときに、より見やすくなっています。地味な変更かもしれませんが、このような細かい配慮の積み重ねによって開発の効率が向上します。

サポート環境は前述のmacOS Sierraの他、 Fedora 24、Ubuntu 16.04、インテルコンパイラ 17.0、GCC 6.2、OpenMPI 2.0、 Intel MPI 2017などが追加されています。

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ローグウェーブ セールスエンジニア 柄澤(からさわ)

Raspberry Piを企業環境で

OpenLogic 記事紹介

大人気のハードウェアRaspberry Pi(ラズベリーパイ)について、おなじみAndrew Pomponioが2回にわたって書いた記事をご紹介します。

Raspberry Piを企業環境で

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Raspberry Piは英国ラズベリーパイ財団(Raspberry Pi Foundation)によって管理され、わずかクレジットカードの大きさと2Aの電気で動作します。最新版はMicroSDカードをハードディスクとして使い、USBやEthernetポート、1Gメモリと64bit ARMV8コアが搭載されています。BluetoothWifiも使えます。わずか5~35ドルでこれらの機能を使うことができるのです。

趣味の用途で使われることが多いRaspberry Piですが、安価でデスクトップより省電力であるため、企業環境でさまざまに使うことができます。記事で具体的な製品名と共に紹介されているのは、ペネトレーションテスト用のKali Linuxを使ってUSBからの侵入テスト(Pen testing)、Wifiの動作モニター、社内ヘルプ用のチケット管理、システムモニター、会社のロビーで宣伝用スライドを回す、ネットワーク共有のプリンタサーバやトラフィック監視、VPNなどの社内ITシステムなどさまざまな用途に使える、ということです。ホストマシンが不要であるため、仮想マシンを使うよりさらに安価で省エネです。

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パート2では従来のラックにマウントされたシステムからの移行方法やRaspberry Piクラスタの負荷分散方法などが紹介されています。Raspberry PiにはRaspbian Liteというイメージがあり、ラズベリーパイ財団によってサポートされています。このイメージはUbuntu同様Debianベースのディストリビューションですが、最近CentOSRaspberry Piのモデル2と3向けにARM版を作成しました。ただ、Ubuntu版に比べてCentOS版には多少問題があるとのことです。

Webサーバ起動

このRaspbian Liteをコマンドラインで制御することでWebサーバとして使うことができます。 同じサブネット上に複数のOSイメージを置き、WebサーバとしてApache/NGINXを通常の運用環境と同様に設定します。ラズベリーパイには空冷用のファンがないため、自前で設計する必要があります。具体例がyoutubeにあります(その1その2)。

なお、ARMとブレードサーバーは異なるため、単にイメージをクローンしてインポートする、といった簡単な仕組みはありません。本格運用する前にどのくらいの負荷をさばけるかどうかのテストも重要です。Apache benchのようなツールを使うとラズベリーパイ閾値を見つけやすくなります。

DNSLDAPのような軽いサービスをラズパイに担わせることもできますし、mod_proxy_balancerやmod_cluserのようなモジュールをつかって、必要なときに必要なだけのノードを使うための環境を作成することもできます。

人気のDockerやPuppet用のマスターホストとして使うこともできます。HypriotOSの開発チームによるDockerとラズパイを設定する記事があり、PuppetについてもStandard Outにやや古い記事があります。クラスタビッグデータ解析を行うためにApache Sparkを設定する時にはこの記事が役に立ちます。

まとめると、ラズベリーパイは費用対効果の高い趣味用のハードウェアですが、古き良きオープンソースを使い創造性を持ち合わせている組織ならエンタープライズ用途にも多くの可能性を見いだせる、ということです。

編集後記

いかがだったでしょか、ラズベリーパイには日本語による説明記事も豊富にあります。ちょっとした便利機能からセキュリティまで、いろいろ実用的な用途に対して安価ですぐに始められるのも魅力です。それにしてもこの高機能なおもちゃの周りに非常に豊かなオープンソースの環境が構築されていることにあらためて驚かされます。残念ながら英語のみの提供ですが、ローグウェーブ OpenLogicアーキテクト達によるオープンソースについての様々な話題をオンデマンドwebinarでお楽しみいただけますのでぜひご覧ください。

ローグウェーブ セールスエンジニア 柄澤(からさわ)

JViews 8.10 リリース / Java GUIライブラリ セキュリティ強化

Visualization 製品とサービス リリース

ローグウェーブのJava向けGUI作成用ライブラリ JViewsの最新版がリリースされました (JViewsの新機能)。 日本語ドキュメントサポート環境表をご覧ください。

今回のリリースでは対応ブラウザの更新やバグ修正に加え、使用されているロギング機能をJavaで広く使われているAPISLF4J (Simple Logging Facade For Java)に統一しました。これにより今まで以上に製品内で統一性が確保され、Javaの標準的なインターフェイスに適合するようになりました。

また、セキュリティが強化され、最も重要な10個の脆弱性をまとめた OWASP Top 10 (日本語版はこちら) に対応しました。OWASP Top 10にはインジェクションやクロススクリプティング、脆弱なコンポーネントの使用などがリストアップされています。ローグウェーブが開発している静的コード解析ツール Klocwork を使ったチェックも行っており、安全なJava GUIアプリケーションを作成するためのライブラリとして安心してご活用いただけます。

豊富なオンラインデモによってインタラクティブで高速なダッシュボードや地図、グラフ、AjaxJSF対応などをすぐに体験できます。

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ローグウェーブ セールスエンジニア 柄澤(からさわ)